「招き猫の旅」と称して
ぶらり、世田谷散歩の途中で立ち寄りたかったのが
梅ヶ丘駅近で穴場の、フルーツ&ホットケーキパーラー『Fru-Full』。
ショーウィンドウの、どこか「やなせたかし」チックなイラストが目印。
旬のフルーツが眩しい冷蔵ケースには
大ぶりの巨峰やマスカット。秋ですな。
テイクアウト用のフルーツサンドや
パンナコッタも美味しそう。
店内前方、オープンになった厨房周りはカウンター席だけなので
一見、持ち帰り専門店の様ですが
奥にはテーブル席もあるので、ランチやお茶時に、ゆっくり滞在できます。
「ホットケーキパーラー」と冠しているからには
名物のホットケーキを注文しない訳にはいきません。
しかしながら、自称パフェマニアとしましては
厳選された旬のフルーツを目にして
パフェを頼まずにはいられません。
そんな我がままを叶えてくれるセットがありました。
「梅ヶ丘セット」です。
レギュラーサイズのパンケーキに
グラスデザートと飲み物が選べます。
チョイスできるグラスデザートには
勿論「季節のパフェ」を。
今月は、葡萄かマロンでした。
ホットケーキが焼き上がるまで
各テーブルに設置された、手描きによる「食べ方の手引き」で気持ちを高めます。
このイラストを見て、ピンと来る方もいらっしゃるのではないでしょうか?
実はこのお店、今は無き「神田・万惣」のホットケーキを継承しているそうです。
手引きに習って
ホットケーキをいただいてみましょう。
❶バターは、2枚をずらしてそれぞれに塗ります。
❷2枚を重ねて、お好みサイズにカットして…
❸シロップはたっぷりと廻しかけます。
ふんわりと焼きあがったホットケーキですが
中は、しっとりとしたレアっぽさも残っていて
絶妙な甘さと食感。
メイプル風味のホットケーキシロップが、生地にしっかり染み込みと
どら焼きの皮の様な、懐かしさと安心感が。
餡との相性も良さそうです。
セットのパフェで味変を。
季節のミニパフェは
ホットケーキとセットでいただくのに丁度良いサイズ感。
マロンクリームは、リキュールの効いた本格派。
トッピングの栗も、ただのむき甘栗ではなく
程よい甘さにグラッセされています。
脇役だと思っていたミニパフェですが
完成度の高い、主役級パフェでした。
これからも「知る人ぞ、知る!」の雰囲気のままに
営業し続けて欲しいお店です。
行ったのはここ。