奥浅草に美味しい蕎麦屋があるとの勧めで
訪れたのが「弁天」。
ぶりんぶりんの牡蠣が、ツヤトロのあんかけ汁に乗っかった「牡蠣南蛮」や
大きなはまぐりがごろっと入った「はまぐりそば」が名物のようで
勿論、それらを勧められたのだけど
悲しいかな、いずれも苦手な食材なので
ここは自分に正直に、好物の山かけを食べることにしました。
蕎麦はかけより、キリッと冷たいせいろが好きなのですが
なんせ寒い一日だったので
珍しく、暖を取ろうと温かいお蕎麦にしました。
量も多く、食べ応えがあって
ふわふわのとろろと、濃厚な黄身が絡んだ蕎麦は
冷えた身体を芯から暖めてくれました。
それでもやはり、蕎麦は色黒で香りが強く
少し粉っぽさも残る冷たい十割を
辛いお汁でよく噛んで食べるのが好きだな、と思ってしまいました。
浅草近辺で、好みの蕎麦屋が見つかるといいのですが。
カウンター席で、隣に座る女性が注文していた「かきたまそば」の
ツヤツヤプルプルのあんかけ状のお汁の
天津飯を思わせるビジュアルに釘付け。
温かいお蕎麦を頼むなら、次回はこのタイプのものを注文してみよう。
***
座敷席に学生服のグループが居るな、と思ったら
校外学習で都内見学の最中の某区中学生と判明。
食後には、しっかりと蕎麦湯まで堪能して
かなり、通とお見受けいたしました。
都内校外学習で、吉原方面を訪れ
昼食に蕎麦屋を選ぶなんて
なかなか渋い中学生がいるものだな、と
年寄りみたいなことを思う、この頃です。
吉原には、かっこいい観音様も居られます。必見。
mademoiselleyako.hatenablog.com
行ったのは、ここ。